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イチゴの大敵!うどんこ病の症状と対策

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植物にはいろいろな病気が存在するが、よくかかりやすいものの一つにうどんこ病というものがある。このうどんこ病は園芸用などの花々だけでなく野菜や果物にも寄生する恐ろしい病である。
そこで今回はこのうどんこ病についての知識をまとめてみた。

Contents

1、うどんこ病とは

うどんこ病とはその名の通り、葉や枝、つぼみ、実などがまるでうどん粉をまぶしたように白くなる病気のことである。最初は一部分だけであるが、悪化すると植物の全体が白く変色させてしまう。うどんこ病の原因となっているのは菌類や胞子でそれが植物に寄生することで発生する。基本的に全ての樹木、野菜、草花問わず発生するが、中には特定の植物のみに寄生するうどんこ病もある。

2、うどんこ病の発生する季節、発生しやすい環境

うどんこ病は基本的に一年中発生する。うどんこ病の菌や胞子は春から秋に作られ風に飛ばされ植物に付着する。夏や冬にはうどんこ病は発生しにくいように思えるが、実は植物の葉の裏や雑草に隠れて寄生している場合もあり、油断はできない。うどんこ病が発生するのに適した環境の条件は乾燥、風通しの悪さ、低温、高湿度などである。気温は20℃前後、湿度は80%~100%などの条件で発生しやすくなると言われている。苗が密集しすぎている植え方などもうどんこ病の感染を広げやすい条件である。

3、うどんこ病の原因となるもの

うどんこ病は風に飛ばされた胞子や菌が植物に付着することで起こるが、その要因となりやすいものは、他の畑から飛ばされてきたうどんこ病の菌や、水やりの時にうどんこ病の菌が潜んだ泥が植物にかかることなどである。また、最近では例えばイチゴなどの果実では女峰、とちおとめ、とよのか、章姫など、うどんこ病にかかりやすい品種が増え、低温処理で行う育苗法などもうどんこ病を広げやすい条件の一つとなっているようである。

4、うどんこ病になるとどうなるか

うどんこ病は胞子や菌が葉や果実を白くしますが、そのまま放っておくと、葉が茶褐色になり光合成ができなくなってしまう。そうなると野菜や果実はきちんと生育しなくなってしまうのだ。また、葉や茎が奇形になったりもすることもある。

5、うどんこ病に対する対策

ではうどんこ病を発生させないようにするのはどうしたらよいのだろうか。うどんこ病を発生させにくくするには、肥料を控えめにし、苗の密生を避けて葉がかげることなどに気をつける必要がある。また、水やりの時の泥はねに気をつけ、感染している葉や果物を見つけた場合、周囲に広がらないように素早く取り除くことも大切なことである。時には薬剤散布などの方法が効果的な場合もある。また植える苗についても接ぎ木の苗など、うどんこ病に抵抗力のあるものを購入すると病気にかかりにくくなるだろう。

いかがだっただろうか。うどんこ病は植物にとってとても怖い病気であり、一年中発生する厄介なものである。うどんこ病を広げないためには、できる限り植物の様子をよく観察して、病気などの葉や実がないチェックすることが大切になってくるだろう。

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