栽培・育成

イチゴのハダニ類でお困りの方|アリスタ製品のご紹介

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イチゴ栽培でハダニっぽい食害や褐色になった。原因が分からない、、、、。教えて欲しい。

 

こんな疑問に答えます。

 

記事のポイント

ハダニ類は繁殖力が高いため、発病初期からの薬剤防除を徹底すること。

ミツバチ導入後は、ミツバチに影響する薬剤もあるので十分注意。

ハダニ類は初め下葉に寄生しているので、新葉の展開に伴って下葉を除去すると防除に有効。

 

イチゴ農家は、ハダニ類は致命的です。

 

天敵による防除として、ミヤコカブリダニとチリカブリダニを使用する方法もありますが、緊急状態で改善することはなかなか難しいと言えるでしょう。

 

そこで皆さんに薬剤で防除する方法を解説します。

ハダニ類とわかっている方は目次の以降をご覧ください。

 

イチゴに寄生するハダニ類とは?

イチゴ栽培で見かけるハダニは、主に「ナミハダニ」と「カンザワハダニ」。2種とも非常に小さく、全長は0.5mm前後で、見つけることはほとんど困難です。

 

イチゴに寄生するハダニ類は8足であることから、蜘蛛の仲間に分類されます(昆虫ではない)。ちなみに、クモのように網をかけます。そして、25度の適温時には、1回の産卵数が100~150個と非常に多く、短期間(約10日間)で世代交代をして繁殖を繰り返していきます。

 

ハダニ類の被害に気付くためには?

卵は球形で、産卵直後は透明に近い色をしていますが、ふ化が近づくにつれて赤味を帯びてきます。

 

短期間で一気に数が増えますが、隣接株への移動は比較的遅いため、初期の発生にはスポット的に発生が見られることが多いです。

 

ハダニが寄生して葉から吸汁すると、葉緑体の粒が吸われ、加害された箇所は白いカスリ状の斑点が見られるようになります。

 

主な被害は葉の食害で、数が増えると葉の表側へも移動して被害がさらに大きくなり、次第に葉が褐色になります。

 

イチゴ農園でハダニが繁殖した場合

育苗時に発生していた苗の持ち込みや、外からの飛び込みによって、本圃にハダニが侵入します。

 

施設内の乾燥条件が続くとハダニの発生が増えます。

 

防除のポイント

化学薬剤防除のみでは、薬剤抵抗性の発達を招くため、物理的防除と天敵防除を組み合わせて行います。

 

本圃における発生は、育苗時に発生していた苗からの持ち込みが多いので、苗床から徹底した防除が必要です。

 

本圃に定植後は、特にビニール被覆後に発生が増加するので、モニタリングを注意深く行います。

 

ハダニ類は初め下葉に寄生しているので、新葉の展開に伴って下葉を除去すると有効です。また、除いた下葉は施設の外に持ち出して処分します。

 

ハダニは葉裏に生息するため、化学薬剤を散布する際は、葉裏や葉柄にもよくかかるように適切な量を丁寧に散布してください。

 

薬剤抵抗性の発達を抑えるため、同一の系統の連続使用はさけて、ローテーションを心がけてください。

 

開花後に天敵のミヤコカブリダニ(スパイカルEX)やチリカブリダニ(スパイデックス)を放飼する際は、ハダニの密度をできる限り低くしてから放飼します。(ゼロ放飼を推奨しています)

 

ミツバチやマルハナバチ(ナチュポール・ブラックやミニポール・ブラック)導入後は、ミツバチやマルハナバチに影響する薬剤には十分注意します。

 

トクチオン乳剤(化学殺虫剤)
ハダニ類に優れた効果を示します。
接触毒と食毒の作用を持ち、効果の発現はやや遅効的ですが、長期間効果が持続します。
(収穫 75日前 まで)
ボタニガードES(微生物殺虫剤)
育苗期の徹底防除に。
化学殺虫剤と混用することで相乗効果が得られます。

 

天敵に影響の少ないダニ剤を散布してから、スパイカルEX(ミヤコカブリダニ)250mlX1本と、 スパイデックス(チリカブリダニ) 100mlX3本の計4本を放飼。
スパイデックス(チリカブリダニ)
ハダニが確認されていなくても、春先の多発に備えて追加放飼を!

イチゴ育成・育苗の被害

被害

幼虫、成虫が葉裏に寄生して吸汁し、葉面に白い小点を生じることがあるが、品種間差があり症状が現れない品種もある。多発すると葉の生育が阻害され、株全体が萎縮した状態になり、葉上に網が張りめぐらされたクモの巣状になる。この場合、果実にも被害が生じることがある。

被害作物

野菜類、花き類、果樹類など多くの作物に寄生し加害する。

防除

促成栽培(9月上・中旬定植)では、育苗期後半、定植直後からミツバチ導入までの間、2番花が開花する前の1月上・中旬、密度の増加が始まる2月下旬〜3月上旬が薬剤防除の適期となる。ただし、ミツバチ導入後は、ミツバチに対する影響を考えて散布する。栽培中は圃場内にスポット的に発生することが多いため、発生状況をよく確認することが重要である。また、周囲からの侵入を防ぐため、圃場周辺の除草を徹底する。 近年は、薬剤感受性が低下し薬剤が効きにくいため、施設内では開花後のハダニ発生前にミヤコカブリダニを放飼し、近年は、薬剤感受性が低下しているため化学薬剤は効きにくいが、施設では開花後のハダニ発生前にミヤコカブリダニを放飼し、その後は少発生時にチリカブリダニを放飼する天敵利用による防除が期待できる。発生初期には、チリカブリダニを放飼する天敵利用による防除が期待できる。

薬剤(農薬)

アファーム、エコピタ、カネマイト、コテツ、コロマイト、スターマイト、ダニサラバ、テデオン、ニッソラン、マイトコーネ、ムシラップ、天敵(作物ごとに登録を確認して使用する)。ただし、カネマイトは新葉の葉裏に褐変症状の薬害を生ずることがあるが、その後の生育に影響は認められない。薬剤感受性が低下しやすいので同一系統の薬剤を連続使用しない。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。

 

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