イチゴは家庭で育てられる野菜や果物の中でも中級者向けと言われているが、家庭菜園などに慣れてきた人であれば一度は育ててみたいものである。そこで今回はそんなイチゴの基本的な育て方や生育環境などについてまとめてみた。
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1、イチゴはどんな気温を好むか、どのような条件で実となるか
イチゴを育てる上で知っておきたいのが、その植物の好む気温や実をつけるプロセスである。イチゴの場合、生育適温は17℃~20℃と冷涼な気温を好むようだ。逆に夏の暑さなどには非常に弱い。しかしながら寒すぎることもよくはなく、花は特に寒さに弱く、北風、雪などにさらされると葉が縮れ弱ってしまう。寒さにはわりと強い方だとはいっても風よけや雪よけなどの防寒は必要である。このような場合の対策としてはイチゴの株元にワラを敷いたり、ビニールをかぶせたりもする。
イチゴが実をつけるプロセスについてはイチゴは秋の低温と日の短さで花が咲く準備に入る。そしてその後、春や初夏になると気温の上昇、日が長くなるなどの変化を受けて、開花し、のちに結実するというしくみである。
2、イチゴの世話について①水やり
植物の生育に欠かせないのがやはり水やりである。イチゴは乾燥を嫌うので水はたくさん与えなければならない。しかし同時に水のやりすぎによる根腐れも起こしやすいという特徴もある。このように水やりを調節することがイチゴが上手く育つ大きなポイントでもある。基本的に土が乾燥してきたらたっぷり水を与えるようにしよう。また、泥はねなどで葉に汚れがつくと病気の原因にもなるので注意しよう。
3、イチゴの世話について②肥料
肥料もまた植物には大切な栄養源であるが、与えすぎることもまたよくない。イチゴの場合、と窒素を多く与えすぎると葉や茎が大きくなるが実があんまり育たないということがある。肥料はイチゴを植え付けた後の3週間後ぐらいと2月の下旬の2回ほどで十分である。有機肥料の場合は米ぬか、骨粉などを与える。
4、その他のイチゴを育てるポイント
その他のイチゴを育てるポイントとしては、冬になってイチゴの葉が茶色くなったらそれらをまめに取り除くことと同時に伸びてきたランナーと呼ばれるツタのようなものも取ることなどである。他にもイチゴを育てるのを成功させるには品種選びも大切である。イチゴを始めて育てる場合は宝交早生や女峰、ダナーなどの病気に強く育てやすい品種を選んだ方がよい。
いかがだったろうか?イチゴは中級者向きの植物ではあるが、上手く育てれば可愛らしい実をたくさんつけてくれる。ぜひ記事を参考にイチゴを育てることにチャレンジしてほしい。