イチゴ 栽培・育成

高収益!いちごの栽培方法

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イチゴは最近、地域ごとにブランド化が進み、単価が高く、高収益な農作物と言われている。
そんなイチゴの栽培というのは実際の農家ではどのように行われているのだろうか。
プロのイチゴ栽培方法を知ることは、どのようにイチゴを育てているかに関わらずとても参考になる。
そこで今回はとあるイチゴ農家を例にして栽培の流れについてまとめてみた。

 

Contents

1、イチゴの栽培4月~6月:親株を植える。ランナーが増える

イチゴは親株からランナーというツタのような物が伸びて、その先に子株ができていくことで増えていく。そしてこの子株からはまたランナーが伸び新たな子株が生まれるのである。この後でポットなどに植え変えるわけであるが、通常、親株や最初にできた子株を使うことは少ないようだ。これには生育のしやすさの問題や遺伝的な病気に受け継ぎやすさなどが関係しているようである。

2、イチゴの栽培7月~9月:ランナーの切り離し、ポットなどに植え変える

7月中旬頃になると親株から子株を切り離し、ポットなどに植え変える。ビニールハウス栽培の場合、この時期にはイチゴが実を早くつけるための気温変化を与えることが必要になってくる。12月のクリスマスシーズンなどに間に合わせたいからだ。これは花芽分化と呼ばれるもので、植物が実の元となる花を作る準備に入ることである。イチゴの場合は気温が低温となることが条件となる。

3、イチゴの栽培9月:定植する

9月中旬になるとハウス内に高さ30cmほどの畦を作り、イチゴを植える。

4、イチゴの栽培10月:ハウスをビニールやマルチで覆う

ビニールハウス内に定植した後、一カ月ほど経過したらハウスをビニールで覆ったり、イチゴの株元に黒いポリフィルムなどで作られたマルチなどをかぶせる。その後、10月下旬になると花が見られるようになるので、ハウス内にミツバチを放し受粉をするようにする。

5、11月~5月:果実が大きくなってきて色づいたら収穫

花が咲いてから30日ぐらい経過すると実が大きくなり色も濃くなってくる。こうなれば収穫ができる。生産者はこの頃になると毎日収穫をし始め、5月頃まで出荷が続くことになる。収穫したイチゴはパック詰めを経てダンボールなどに入れられ店舗などに送られていく。

 

いかがだったろうか?
これはイチゴ栽培の中でも一例であり、農家によって高設栽培であったり、露地栽培であったりすることなどでも変わってくる。イチゴの栽培により詳しくなりたい方はさらにいろいろな栽培方法について調べてみると興味深いかもしれない。

 

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