イチゴ イチゴ栽培 栽培・育成

イチゴのハウス栽培について語る

投稿日:2018年11月17日 更新日:

イチゴはかつて露地栽培つまり屋外での栽培が行われていたが、近年ではハウスなどでの栽培が主流である。
それはなぜなのか。今回はその理由の他、ハウスでの栽培方法に流れなどをまとめてみた。

1、ハウスでのイチゴ栽培が多いのはなぜか

ハウスをイチゴの栽培に使用する理由は多くの場合、イチゴの一番の需要がある12月などのクリスマスシーズンなどにイチゴの収穫を間に合わせるためである。
従来イチゴの旬は春であるが、ハウス栽培ではイチゴのできる時期を温度などによってコントロールし、12月に収穫できるようにしているのだ。
これを促成栽培と言い、多くの農家で実践されている方法である。

2、最初は親株を育てその後子株を定植する

ハウスなどの栽培でも最初からすぐにハウス内にイチゴを植えるわけではない。
イチゴの場合、まず親株と言われる苗を育て、そこから発生したランナーと呼ばれるツタ状の部分に子苗と呼ばれる、いわゆる親株の子供の苗ができる。
農家ではこの子株をプランターなどに一度借り植えし、その後、季節が来るとハウス内に定植、
つまりこれ以降、イチゴの苗は場所がきちんと定まり育てられるのである。子苗は大抵、1番目ではなく2番目の子苗などが用いられることが多い。
これは遺伝的病気などが少ないためなどである。

3、同じ場所でイチゴを植えるのは危険

ハウスなどの限られた場所でのイチゴの栽培に場合、何年も同じ場所を使って作物を育てることが多くなる。
特にイチゴの場合は土壌から来る感染病などにかかりやすく、これは同じ土をくり返し使うことなどにも起因している。
そのためハウス農家はイチゴが病気にかからないように土壌の消毒などに特に気をつけるのである。

4、ハウスにビニールをかぶせたり、マルチで苗を覆う、ミツバチによる受粉など

イチゴを決った土に定植した後も農家は冬の寒さや風などからイチゴを守るため、ビニールをハウスにかぶせたり、
イチゴの苗の根元にマルチと呼ばれる黒いポリビニールのような物を備え付けたりする。
また、実がなるようにみつばちを使った受粉などもしなくてはならない。
このようないろいろな過程を経てようやくイチゴは出荷に至るのである。

 

いかがだったろうか?クリスマスなどに私達がイチゴを食べられるのはこのようなハウス農家の努力のおかげである。
イチゴの旬は本来春であるが、このような理由から冬でも食べられるということを知っておきたい。

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