小さい子から大人まで人気No.1果物のいちごは薬のような効能があるんだって。
具体的には水分を補う作用、少し身体を冷す作用、胃を健やかにする作用があるといわれている。
今回は、それにちなんでいちごの栄養について紹介する。
Contents
どんな効能が期待できるのか
いちごは春先になると店先などに並ぶおなじみの果物である。いちごの栄養と言えばビタミンCが有名であるが、実はそれ以外の栄養素も豊富に含まれているのだ。今回はそんないちごのあまり知られていない栄養や効能についてまとめてみた。
1、いちごの栄養素と言えばビタミンC
いちごと言えばやはりビタミンCである。いちごのビタミンCは非常に豊富で100グラムに50mから100m含有されている。いちごのビタミンCの量は同じくこの栄養を豊富に含む果物のみかんの約2倍とされている。ビタミンCにはよく言われている肌荒れ、シミ、そばかす、美白に対する効果の他にも、身体の免疫力を向上させ、血管を強くするという効能も期待できるので、動脈硬化などの血管に関わる病気の予防にもなるのだ。
ちなみにいちごは一日、5粒から7粒ぐらいを目安に食べれば一日に必要なビタミンを摂取できるということである。
2、現代人の目や生活習慣病にも良いいちご
いちごはパソコンやスマートフォンなどで目を酷使しがちな現代人にも嬉しい成分が含まれている。いちごと言えば赤色であるが、この赤は目に優しいと言われるブルーベリーなどに含まれるアントシアニンと呼ばれる成分と共通している。アントシアニンは視力の回復を助け、眼精疲労などへの効果が期待できる成分である。
また、アントシアニンはポリフェノールの一種であるので、体内の細胞を老化させる活性酸素に対する抗酸化作用が期待できる。他にもイチゴは上記のような栄養素の効能により、ガンや高血圧などの生活習慣から来る病気する効能も期待できる。
3、いちごは脳にも良い
いちごにはブドウ糖、果糖などの糖分(グルコースやフルクトースなどの多糖類)も含有されている。糖分と言うと通常、あまり良いイメージをもたれないが、過剰摂取しなければ体には必要不可欠な成分である。いちごに含まれるこれらの糖分は体内で脳などのエネルギー源に変わる栄養素である。糖分はダイエット中の人の大敵と言われるが、あまりにも糖分を欠きすぎることは体にエネルギーが不足することであり、脳もぼんやりとしてしまうのである。
4、女性にも嬉しい効果があるいちご
女性に嬉しい効果というと肌が綺麗になる、太りにくいなどということが挙げられる。いちごは低カロリーでビタミンが多いため、もちろんこのような効果も期待できるが、それ以外にも女性に嬉しい成分が多く含まれている。例えば葉酸は体内の赤血球の生成を助け貧血や冷え症に効果が期待できる。
また、いちごに含まれる酸味成分の一つであるクエン酸は血流を改善したり、サラサラにしたりする効能があると言われる。他にもいちごには便秘改善のために必要な食物繊維も含まれるため。女性には非常に嬉しい果物と言えるのである。
5、ジャムにすることで新たな栄養も生まれるいちご
いちごは加熱することでビタミンCが失われてしまうと言われているが、これは事実でビタミンを中心的に摂取したい場合、やはり生食が理想的である。しかし以外にもジャムなどに加工する場合は、ビタミンC以外の栄養素は失われにくいようだ。例えばポリフェノールや食物繊維はほとんど変化がないし、ジャムにする過程で糖が過熱されメラノイジンという成分が作りだされる。これは強い抗酸化作用の他にも血糖値の安定、他の食品から摂取するビタミン、ミネラルの吸収を助けるなどの効果を発揮するのだ。
このようにいちごはビタミンCだけでなく、様々な身体に良い効果が期待できる果物である。特に栄養の偏りが懸念される現代人にとってはいちごの栄養は1パックで手軽にかつ充分に補うことができる。また、ダイエット中の人などは脳や身体のエネルギーが不足しがちになることがあるので、今年の春先はいちごを積極的に摂取してみてはどうだろうか。