急ですが、問題です。
イチゴに種はあるでしょうか?
それともないでしょうか?
正解は、、、あります!!
しかもその種は、いつも食べている部分の粒々のそのまた中に入っています。
これ知っていましたか?
その証拠写真がコチラ。
いかがでしょう。
あまり想像がつかないですよね~(笑)
3枚目なんて、芽が成長するのに養分を使ったから
中がスカスカになってますよ。
これまでに何度も登場しているツブツブ。
これは前にも説明したように”痩果”(そうか)と呼ばれる果実です。
では、種はどこにあるのかといえば、果実の中。
この固いツブツブの中に、種があります。
そして、果実と思われている赤い部分は、”花托”(かたく)と呼ばれ、
いわば種を守るクッションの役割です。
ちなみに種にも関わらず、
イチゴを植えて栽培する際にはあまり直接は植えられないのです。
理由が気になりますよね。
そこで今回はそんなイチゴの種の性質などについてまとめました。
Contents
1、イチゴの種は眠っている
イチゴなどについている乾燥した種子は「休眠」という状態になっていることがある。
これはどんな季節なのか等に関わらず種子が活動停止状態になっているんですね。
この休眠状態になっている種の発芽に関しては、
イチゴの研究者などであってもうまく発芽させるのが難しい。
このような理由からもあまりイチゴはプロの農家では種からの栽培はしないことも多いのです。
2、イチゴの種子が育ちやすい条件①日光、湿気
イチゴの種の休眠を覚ます条件としては第一にしっかりと日光が当たることが必要です。
それはイチゴは好光性種子と呼ばれ、発芽に日光を非常に必要とするため。
また、乾燥した土ではなく湿った土などを好むのも特徴。
3、イチゴの種子が育ちやすい条件②温度、土壌、注意すべきこと
イチゴの種子はある一定の気温の中で発芽しやすい。
適温は20℃~25℃で、土壌の性質としては酸性であり、
PH-の状態が適しています。
しかしイチゴの種子は乾燥を嫌うため、
湿気を多くし過ぎてしまうと今度は逆にカビなどが発生してしまうことに。。。
この点がイチゴを種子から育てる時の難しい点でなのです。
4、イチゴの発芽は多くのエネルギーと注意深さを必要とする
イチゴは肥料を食べると言われるほど発芽に多くのエネルギーを必要とします。
しかしこのような性質があるにも関わらず根の部分が浅くかつ非常にデリケートであり、
少々の傷や肥料に根の部分に触れる等などしても枯れてしまいます。
これはある程度、育ったイチゴの種子においても言えることで、
気がつかないほどのうっかりした注意不足でイチゴの芽が枯れてしまうことも多い。
いかがだったろうか?
イチゴが種子から育てられる栽培キットとしてワイルドストロベリーの苗などがある。
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しかし以外にも育てるのが難しく、
失敗してしまった人もいるのではないだろうか。
ぜひ上記のような点を参考にしてイチゴの栽培にチャレンジしてみてほしい。